小規模保育施設って実際どうなの?

今回保育所に入所が決まった子供は0歳児で保育所を落ち、1歳児クラスで入所となっております。
0歳児クラス落ちの理由は表向き(正式書類に記載のあるもの)としては「人数を超えていたため」とありますが、実際にはそれより点数の高い人が船岡保育所0歳児クラスの定員である6名を超えたというのが実際のところでしょう。
その時にも船岡保育所以外に小規模保育施設を記載することは法律上できました。ただ、当時は情報が全くなく、柴田町役場の人も何も言わなかったので、あえて希望する必要がなかった、ということになります。
ただ、保育所を落ちたあとにいろいろ調べてみたところ、小規模保育施設を卒業時に(小規模ではなく普通の)保育所3歳児クラスに編入する場合は5点が加算されること、2024年11月審査(2025年1月発表、同年4月入所)において小規模OBで編入できなかった人は一人もいなかったことが分かりました。
その仕組み自体はいいのですが、一番問題なのはそのような制度があることを事前にまったく伝えないことです。
そういうこともあり、0~2歳児の場合は入りやすさと通学利便性(小規模は街中にある)から、小規模保育施設を第1希望とし、船岡保育所は第2希望以下で書く方がかえって有利です。

ここからは小規模を第1希望とした場合の結果です。
まず申し込みに行って驚いたことは、「当園をお選びいただきありがとうございます。」と言われたことです。船岡保育所に行ってそんなことを言われたことは1回もありません。しかも玄関先で書類渡して終わりでした。ところが小規模ではその場で見学をすることができ、どんな生徒がいるのかも知ることができました。この時点で、「この保育所に入りたいな」という気持ちがとても強くなりました。かえって、前年度ここを第2以下で希望していたらこの言葉も聞けず見学もできなかったので、残念ではありましたが昨年保育所に落ち、今年第1希望でここを選んだことで感動もひとしおだったと言えます。
奇しくもその年は2歳児クラスの人数が多く枠が増えるという前情報もあり不安はあまりなかったのですが、それでも昨年落ちていることから正直言って絶対大丈夫とは思ってはいませんでした。結果として合格通知が来たときは肩の荷が下りました。大学受験なんかもそうですが、保育所の場合は合格通知を受け取った時がゴールです。
ただ、残念ながら文字通り小規模であるがために、行事などが他と合同になる場合があります。具体的には2月に行われた説明会がそうでした。それ以外にも運動会なども合同のようです。

で、その説明会ですが、事前の案内文では参加は保護者1名のみ、子供を連れてくることも禁止でした。一応電話で本当にそうか確認し、スリッパを持参するということも聞きました。
が、当日行ってみるとスリッパはそこにあるものを使えるので持参は不要、この時点で少しがっかり。しかし驚くのはまだ早い。なんと他はみんな夫婦一緒、しかも子供も連れてきている、つまり家族そろっての参加です。これだったら自分も家族全員で来たのにと後悔の気持ちすらありました。
ただし説明会が進んでいくうちに、どうでもいい理念とかの話が長すぎて子供な泣き出してしまいます。正直大人でも苦痛です。実際の手続きとか日程の話なら意味はあるんでまだ我慢できるんですが、理念とかは紙に書いて配るとかで十分です。なので子供を連れてこなくて正解だったと思いました。
そしてどうでもいい話が終わり、いよいよ手続きとか日程の話になったところで、通学先ごとに分かれることになりました。
そこで分かったのは、夫婦や家族全員で参加しているのは大河原に通うひとばかりで、船岡に通う人は全員ルールを守って保護者1名だけで来ていました。さらにスリッパ持参率も高かったです。この瞬間に、常識ある人たちと同じ現場でよかったと思いました。こう書くと必ず変な反論をする人がいることが予想されますので一応付け加えると、もしかしたら夫婦や家族全員で参加しているのは一部であり、全員がそうではないかもしれません。でも非常識な人が一部でもいるのと一人もいないとでは違います。はやり一部でもいると、「ほかにルールを守ってない人がいるから自分も守らなくていいんだ」という考えが蔓延しがちになるからです。逆に全員がルールを守っているとそれが抑止力となり違反しにくくなります。ディズニーランドにゴミを捨てる人がいないのはゴミが全く落ちていない環境を保っているから(その逆が割れ窓理論)というのと同じです。
このように、保護者側には残念な人もいましたが、保育所側の対応は素晴らしいものでした。具体的には3点あります。
1点目に、「ご入園いただきありがとうございます。」と言われたこと。「入れてやっている」という上から目線は一切ありませんでした。実はこの説明会と前後して某SNSに「放課後児童クラブの保護者会やら手続きで平日学校に行くのが面倒」という趣旨の書き込みをしたところ、それに賛同する保護者からの返信が大半でしたが、何を思ったか「嫌ならやめればいい」という意味不明な書き込みがありました。おそらくその書き込みは書いた本人にブーメランになって帰って行ったとは思いますが。
2点目に、大事な説明をただその辺に貼り出して終わりではなく、一人一人に資料として配り、さらに説明も行われたこと。
そして3点目に、これが一番重要ですが、質疑応答の時間があったこと。これが保護者としては一番ありがたいし、これがないなら資料を郵送で送るか、公式サイトにPDFでも置いてもらえれば済むので行く必要すらないからです。実際、保護者は10名いるかいないかではありましたが、自分の質問が解決できたことはもちろん、他の保護者からも資料には書いていない鋭い質問も数多く寄せられ、説明会で一番充実した時間帯でした。

さて、入園式は4月に行われるようです。幸い合同ではないのが救いです。


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