回覧板で中学のアンケート結果が回ってきました。
読んでいて気になった箇所が多かったので、結果についてツッコミを入れながら紹介しましょう。
①学習について 「宿題が少ないのではないか」「テストの平均点が悪い,対策をしてほしい。」というご意見がありました。教科毎に単元ごとに行っている課題や授業での学び直し,定期考査前の学習相談日,放課後学習室を活用した生徒の学力向上と定着に努めて参ります。また,分かる授業に向けて,職員の研修を重ねて参ります。
いきなりツッコミどころ満載です。
「宿題が多いので少なくして欲しい」ならまだわかりますが、 少ないのであれば受験勉強に充てる時間が増えて、歓迎すべきではないでしょうか。
もし、宿題以外にはまったく勉強をしないと言うのであれば高校受験で圧倒的に不利というかそもそも高校受験というゲームに参加する資格すらありません。もしこの保護者の意見が通るのであれば、宿題として過去10年分の高校入試問題を解かなければいけないことになります。
また、「テストの平均点が悪い,対策をしてほしい。」というのもおかしいです。そもそも平均点が悪いというのが良く分かりません。試験問題が難しければ平均点が下がるのは当たり前です。どんな対策が必要なのでしょうか?名前を書けば誰でも満点をとれるようにするということでしょうか?
それでは教育の意味がありません。むしろ難しい問題をどんどん出題して、何が難しいのかを分析し、教科書の何ページの内容を単なる暗記ではなく本質的に理解していれば解けるとか、そういうことこそが教育ではないでしょうか?
あるいは、平均点が低いのに自分の点数が高いのであれば難しい問題に正解できたということになり、それはそれで素晴らしいことです。
本来であれば、「テストで簡単に満点を取れてしまい本質的な勉強にならない、もっと深く考える問題を出題してほしい」というのが保護者の役割ではないでしょうか。
このサイトを読んでいる方には既知かもしれませんが、一般的には学力が高い学校ほど宿題は少ない傾向にあります。与えられた宿題をするのではなく、自主的に学ぶから学力が高くなる。考えてみれば当然の話ですが、それすら理解できない保護者がいることに驚きを隠せません。
③生徒指導説明について 「学校の治安が悪いことに説明がなく,通わせるのが不安だ」「面談でいじめについて聞いたが明確な回答がない」「生徒指導で問題があった時は問題を説明してほしい」というご意見をいただきました。学校の生徒指導上の問題については個人情報が多く,個人が特定され誹謗中傷的になることが懸念されます。定期 PTA 総会などを開いて一斉にご説明するよりも,夏休み中の面談時に担任から学校の現状と対応について一家庭ごとにご説明するほうがご理解いただけると判断しいたしました。保護者のご理解をいただけるように対応するように努めて参ります。
「学校の治安が悪い」というのがびっくりです。通学路の治安の間違いでしょうか?
昭和や平成だと中学校に暴走族が乗り込んできて、ガタイのいい男の先生がなぎ倒すというのが風物詩でしたが、令和になってもまだ絶滅危惧種が残っているのでしょうか。
ここで、上記の宿題少ないことに文句を言う保護者と関連するのですが、はやり与えられた勉強しかしないというのと生徒指導上の問題が発生するというのは大きな関連があります。
中学ではなく高校の話になりますが、私服の高校(そして校則も緩い)ほど偏差値が高い傾向にあります。自由と学力の高さが相関傾向にあるのです。
⑤職員の言動について 「授業に対する感謝の言葉をいただく一方で,「部活動時に生徒の文句を言っている先生がいる」「授業に関係ない話をする・嫌味な発言をする先生がいる」というご意見もいただきました。教育者としての自覚を持ち,人権尊重の立場に立ち,生徒一人一人の個性を大事に,寄り添った指導を行うように,努めて参ります。
確かに運動部とかだと「部活動時に生徒の文句を言っている先生」どころか体罰で亡くなった生徒も多いですね。「授業に関係ない話をする・嫌味な発言をする先生」どころか体罰がひどすぎて転任先の学校で断られた教諭も履いて捨てるほどいた記憶がありますのでまだましではないでしょうか。