2026年共通テスト情報Ⅰ解説

2026年度(令和8年度)大学入学共通テスト「情報Ⅰ」の解説を行います。
問題自体は試験の翌日に解いていたのですがアップができず、高専入試の前にはアップが間に合いました。
こういう過去問開設は需要があるのかと気にはなっていましたが、船岡新栄のナルミ・キッチンの方から、「船岡プログラミング教室の入試過去問解説を楽しみにしている」と言ってもらえ、地元の人からのリクエストがあることに存在意義を感じています、。

第1問(20点満点)

問1 30年前の旧初級シスアドや第二種情報処理技術者(基本情報技術者)試験にありそうな問題です。ただ、主記憶とか補助記憶って日常ではあまり言わずに、メモリとかSSDって言っていますね

問2 家庭科と情報を結びつける学際的な問題というか、そもそも刺繍で2進数や16進数を持ち出すことに無理やり感があります。難易度的には簡単ですが、まともにやると時間がかかるので、ひとまず2進数部分だけを書き、16進数への変換は必要なところだけやると速いです。

問3 高校生ならこういう画面を操作したことがあると思うので難しくはないのですが、PCと違ってモバイルの場合指でなぞる動きを前提としていること、また、「1周すると元に戻る」というUIの意義が理解出来るかがポイントです。

問4 これまた問1同様、30年前に出題された古典ともいえる問題。情報Ⅰの源氏物語とでも言いましょうか。

第2問(30点満点)

A 昨年の試験問題同様、プログラミングではなく、初級システムアドミニストレータ(現在のITパスポートに近い)の問題にありそうな内容です。高校生は転勤や結婚や出産などを経験した人は少なく、住民票や戸籍などを買ったりする機会もないのでイメージがわきにくいとは思いますが、「個人情報を他人に知られないためにそういう仕組みがあれば良いか」という抽象的な見方が要求されてています。

B プログラミングの前段階、設計に関する問題です。これも仕組み自体は30年前からある古典とも言える問題であり、かつゲームセンターでプリクラとかやっている人にとっては簡単だったのではないでしょうか。プリクラがこういう仕組みで動いていると分かるとシステム設定やプログラミングというのが身近に感じられるかと思います。
2進数が出ていますが、結局は数学Ⅰにある集合と同じ仕組みです。
なお、昨今の社会情勢を反映してか熊が用いられています。

第3問(25点満点) 

アルゴリズムを問う問題です。特定のプログラミング言語ではなく疑似言語を使っています。コードの穴埋めと実行過程が問われています。昨年の試験後にSNSでは、「配列の添え字は0で始まるのが常識だ!1で始まるなんて不適切問題だ!」と声高に叫ぶ人もいましたが、その空気を一切よまず今年も配列の添え字を1から始める出題者には色んな意味で脱帽です。
なお、「客をできるだけ待たせない」という目的が非常に良いと思いました。というのも、人気店に見せかけるため、あえて客の待ち時間を長くするスターバックスのようなやり方も蔓延しているためです。

第4問(25点満点) 

コンピュータの問題ではなく、数学Ⅰの教科書第5章データの分析の問題です。
問4でシの答えが一つに絞れず、不適切問題かと思いますが、模範解答では②となっていました。正直、①②どっちも合っているように思います。

全体的な解説は以上になりますが、第2問Bと第3問はPython、C言語、JavaScriptなどで実装ができそうなので、余力があれば別エントリで記載するかもしれません。


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