柴田町教育委員会からまさかのメール

昨日記載の柴田町学校給食の危機にて弁当が必要との案内を受け、朝6時から弁当を用意しました。
ところが登校時、一緒にいた生徒から耳を疑う発言を聞きました。

「昨日の夜、柴田町教育委員会からメールが来て、『4時間授業になるから弁当いらない』だって」

自分にはそのようなメールが届いていたことを知りませんでした。
帰宅後に確認すると、確かに8月21日(木) 18:23付で「柴田町教育委員会の指示で、全校4校時限、弁当持参なし」とのメールが送信されていました。

しかし、送信から実際の受信までにタイムラグがあり、数時間遅れて届いたり、就寝中の保護者が気づけなかったりしたケースは多かったはずです。
大半の保護者は翌朝起床後あるいは登校後にメールに気づき、それまでに弁当を作ってしまっていた家庭も少なくありません。
同じように弁当を作って無駄になった方も少なくないのではないでしょうか?

このような通知の不手際は、単に弁当を作る労力が無駄になるという問題にとどまりません。
炎天下に放置された弁当を生徒が食べて体調を崩した例はなかったのでしょうか?
もしそうした事態が起きていれば、それは教育委員会の責任であり、児童の健康と安全を軽視した結果に他なりません。

以前から子供家庭課を含め、行政の不手際は散見されてきました。
しかし、教育に関する問題がここまで頻発する以上、もはや看過することはできません。
私は柴田町に対し、正式に改善を求める手紙を提出しました。

住民監査請求書

柴田町監査委員 様

【請求の趣旨】  
柴田町教育委員会が行った学校給食に関する連絡体制について、児童の安全確保および住民への負担軽減の観点から、その適否を監査いただきたい。

【請求の理由】  
1. 令和7年8月21日 午前11時48分、船岡小学校より「8月22日(金)から29日(金)まで給食を提供できないため、弁当持参をお願いする」との通知メールを受信した。  

2. しかし同日18時23分、柴田町教育委員会の指示に基づき「8月22日(金)は弁当不要・4校時限で下校」との矛盾した通知が発出された。
多くの保護者がこれを実際に受信したのは夜間から翌朝登校後であり、結果として児童が弁当を持参して登校する事態も生じた。

3. このような矛盾した連絡体制により、児童が弁当を持参して登校し、炎天下で長時間放置された弁当を帰宅後に食べた場合、体調不良や食中毒などの健康被害が発生する重大なリスクが生じる。
児童の安全に直結する問題であり、看過できない。  

4. さらに、保護者は一度弁当の買い出しや準備を強いられたにもかかわらず、翌朝には不要となり、その労力と時間が無駄となった。精神的な負担も無視できない。  

5. 以上のとおり、教育委員会の杜撰な対応は、児童の健康と安全に直接の危険を及ぼすとともに、住民に無用の負担を与えるものであり、教育行政の適正な運営を著しく損なうものである。  

【補足】  
本件については、再発防止が十分になされない場合、今後も住民監査請求等の手続きを検討せざるを得ないことを申し添えます。

以上、地方自治法第242条に基づき監査請求いたします。

これを柴田町役場4階にある監査委員事務局に提出しました。
なお、これは住民監査請求書といい、結果を60日以内に伝えなくてはならないと地方自治法という法律で決まっているものです。
教育委員会がどう改善するか楽しみですね。


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