宮城県柴田町公式サイトに、「保育ママ マミースマイル」が、令和6年(2024年)11月30日(土)閉園との記載がありました。このことは2025年度の申し込みである2024年11月上旬時点では記載はありませんでしたし、閉園になるという連絡もありませんでした。
出典 https://www.town.shibata.miyagi.jp
実はここ2024年度に第2あるいは第3希望で書いていたところだったのですが、競争率が高くて結局ここにも入れなかったのです。
そもそも何で閉園、しかも3月末日ではなくこんな中途半端な時期に?もし入っていたらどうなっていたのか?それ以前の問題としてなぜ柴田町は事前にこのことを告知しなかったのか?など疑問や疑惑は尽きませんので、1個1個記載していければと思います。
◆なぜ告知がなかったか?
船岡児童館があった場所は幼稚園だったらしいのですが、この幼稚園が閉園になるときは別に知りたくもないのにわざわざ広報紙で知らせてきて、記念行事をやるとかいう広告がありました。そもそも生徒が集まらずに閉園であれば記念行事も需要はありません。場所的に船岡小学校の隣なので利便性は高そうではありますが、もともと船岡小学校は現在の町役場の位置にあったのを無理やり今の不便な場所に移動させたので結局のところその隣に幼稚園を作っても人は集まらないわけです。
その幼稚園が閉園になるときに無関係な人たちにわざわざ案内をするぐらいであれば、貴重な保育所が閉園になるときにはそれを上回るような大々的な告知や記念行事が行われるべきではないでしょうか。記念行事は予算的に難しかったとしても、広報しばたに記載するぐらいはできたはずです。
さらに、この保育所を希望する保護者も多くいたはずで、そういう人たちに情報提供がなされないというのは致命的です。また在校生の保護者に対しては転校のあっせんなどはあったのでしょうか?
◆なぜ3月末日ではなく中途半端な11月に閉園?
上記幼稚園の例でもそうですが、閉園であれば日本の場合は年度末となる3月末日になるはずです。仮に11月末日であれば、閉園のことは4月時点で告知があるはずですが、11月上旬の時点で何もなかったとなると、何か急な事情があったのかと思われます。
奇しくも2024年12月下旬に船岡中央2丁目のアパートで火災が発生し、2025年3月現在いまだ復旧がなされておりませんが、マミースマイルの建物に損傷は見られませんでした。そうなると建物の被害ではなく、職員の確保など人的資源の問題であると考えられます。
なお、「柴田町保育ママ マミースマイルのブログ」は2024年10月を最後に更新が止まっており、閉園についても記載もありません。
出典 https://ameblo.jp/mammy-smile0817/
ただし、先述の通りマミースマイルへの入所を希望する保護者が多いこと、さらにブログに生徒の写真が載っていることから、生徒が集まらないという理由ではないはずです。そうなるとやはり他の地域の保育所で職員が一斉退職などのニュースもあることから、マミースマイルについても何らかの理由により職員が大量に離職した可能性が考えられます。
◆もし入っていたらどうなっていたのか?
保護者としてはここが一番気になるところでしょう。
仮に2024年4月あるいは年度途中となる9月頃までに入所をしていた場合。2024年11月上旬に行われる2025年度一斉入所申し込みの時点では閉園の情報もなかったことから、特段の理由がない限り転校もしないはずです。
つまり2025年4月から別な保育所に入るという可能性がこの時点でつぶされてしまいます。それでもって2024年12月からは通うところがない。
これは単に2024年12月~2025年3月までの4か月間行き場所が失われたというだけではありません。2025年度一斉入所申し込みをしていないわけですから、2024年12月~2026年3月までの1年4か月間保育所に入れません。最短で2026年4月からということになりますが、仮に閉園時点で1歳児クラスだったとすると、2歳児クラスは日本全国どこの保育所からも門前払い、3歳児クラスからの入所を狙うわけですが、本来であれば小規模保育施設卒業見込みの5点が加点されるはずが、保育所無所属という扱いになるので0点です。よくて空き待ち6か月での3点加点でしょうか。
そう考えると2024年度ここに入れなかったのは残念ではありますが、なまじ年度途中でここに入れていたとしたら2025年度一斉入所申し込みもできず、2026年3月まではどこの保育所にも行けなかったということになります。なので損して得取れではないですが、2024年4月~2025年3月までの1年間の権利を失った代わりに、2025年4月~2030年3月までの5年間の権利を得たと考えることもできます。